６．校外学習・遠足、自然教室、職場体験学習、修学旅行

校外学習・遠足

　毎日生活している学校を離れて、学習の目的にあったところへ行き学習の理解をより深めることをねらって計画するのが校外学習です。学校を離れることでいつもと違う学習になり、子ども達は大変楽しみにしています。お弁当を持っていくこと・移動のための交通手段も目的によって違うことなども含め、集団行動をいつもより意識しながらマナーを身に付けるいい機会になります。
遠足と切り離して行われる校外学習もありますが、校外学習でも遠足でも、学習活動の一環として設定して計画されています。中学校では特に、グループでの活動や生徒主体で計画する活動などもあり、自律した行動ができるよう訓練する場でもあります。また、学校によっては登山を行うところもあります。

すべてに通じる事ですが、注意したい事。

• 忘れ物がないか点検しましょう。
  荷物はリュックサックなどに用意することが多いです。必要なものは早めに準備しておきましょう。
• 実施計画を見て、十分な体調管理をしましょう。
  バス酔いしやすい人は、酔い止めを使用するなどしましょう。

※参加にあたって何か不安なことがある場合には、事前に担任の先生などに相談してください。

自然教室

　学校によって林間学校・宿泊体験学習と呼び名はそれぞれですが、海や山等の自然を利用して、たくましさ・自主自立・協力する心・自然愛護の精神を養うのが目的です。
親元を離れ、宿泊する事も大切な学習です。
主に野外での学習を計画します。炊飯・テント泊といった全く慣れていない活動も組み込まれ悪戦苦闘・失敗を経験しながらも得がたい体験を積んで帰ってきます。
準備段階でしっかり内容をつかんで、用意してください。

安全にもかかわる事なので、下記のことを注意してください。

• 持病や健康面での配慮事項があれば、必ず担任の先生に相談しましょう。特に夜尿症もしくはトイレが近い人は必ず担任の先生に伝えておきましょう。
• 保険証の写しを持参して万が一の事態に備えます。
• 良い体験ができるかどうかは体調次第です。行事の３～４週間前から健康管理を十分にしましょう。

職場体験学習

　中学校２年生において、将来に向けて望ましい就労観・職業観を育成するために、学校と地域、企業、行政とが一体となって、連続３～５日の職場体験学習を実施します。
学校を離れて、社会の一員として働く体験は大変貴重なものです。職場の方々をはじめ、地域の方、先生方、家族の支援や協力のもとに「働かせていただいている」という感謝の気持ちを持って、精一杯取り組みましょう。
働く体験を通して、あいさつやマナー、コミュニケーション能力、働くことの意義、将来の夢や職業等について学習し、自分の生き方について考えるきっかけにしましょう。
時期は学校によって異なりますが、５月～７月の間に実施するところがほとんどです。体調を整え、１日も休まず参加できるようにしましょう。

• 持ち物や服装について、事前に体験先と打ち合わせをしておきましょう。
  • 弁当（昼食）を持参する必要がある職場がほとんどです。
  • ネームプレート等を付けて働く職場が多いようです。
  • 服装は、制服か、体育着か、職場指定のものか、確認しておきましょう。
• 体験先の人の話をよく聞き、社会人としての責任を持って行動しましょう。
• 働く数日間だけでなく、事前・事後の学習も大切にし、この体験をもとに自分の生き方を考えてみましょう。
• 事前の連絡や事後のお礼など、体験先への失礼がないようにしましょう。
• 体験先の場所、働く時間帯、行き方や利用する交通機関について、事前にしっかり調べておきましょう。

修学旅行(宿泊を伴う研修)

　３年間で最高の思い出になる意義深い学習です。ここ数年は旅行の形態ではなく、目的地での学習を第一に考え、研修を中心に子ども自身が計画を立てて事前学習を積んで実施する事がほとんどです。３年生の春に行う学校が多いですが、２年生の秋に行うところもあります。
目的地は、東京、北海道、関西方面など、学校によってさまざまです。それぞれの土地でしか見られないもの、体験できないことで、盛りだくさんの研修です。親元を離れての学習では健康管理が何より重要とされます。生活リズムを整えて事前に十分体調を整えましょう。

• 忘れ物がないよう、持ち物を確認しましょう。
• 持ち物の記名も忘れずにしましょう。
• 保険証の写しも用意してください。
• 心配なことは担任の先生に相談しておきましょう。

《保護者の方へ》

• 健康管理にも気をつけて、気力・体力十分にして送り出してください。

修学旅行（国会議事堂）